3Dプリンターで同じ物をプリントしてみたら、素材によって全然出来が違いました。こんなに違うのであれば素材フィラメント選びは慎重にしないといけませんね。素人なので実体験による比較になります。
ABSフィラメントとPLAフィラメントとの比較
実際にABSとPLAとを使ってみての比較は次の通り。
- 反りにくい
- 硬い
触った感じ「硬い!」って感じがします。プリントした後のサポートを取り除くの大変です。
プリントしていても反らないのでほとんど失敗したことがありません。
- 反りやすい
- 柔軟性あり
- 丈夫
触った感じはツルってしてて肌触りは柔らかいです。近いものと言えばプラモデルを触っている感覚に近いです。なのでサポートを取り除くのは比較的簡単。
反りは凄くって土台の温度を高く設定しても剥がれて失敗ばかり。のりで接着しても剥がれちゃったり安心してプリントできません。
実際にどれくらい反り方が違うのか実際にプリントした物で確認
約縦6センチ、横4センチの大きさです。黒がPLA白がABSでプリントした物です。同じモデリングをプリントしたのですがABSは剥がれてしまい途中でやめたのでサイズが違います。
明らかにPLAの方は反ってますね。PLAは真っ直ぐです。
角も全然違います。ABSは丸くなってるのにPLAは直角です。
結局どちらがいいのか?
どちらを使うか非常に悩みますが、私の場合は主にPLAフィラメントを使ってプリントしています。その理由は失敗が少ないからです。目を離していても失敗なくプリントできているので安心感があります。
長時間かかる3Dプリントなのでずっと監視しているわけにもいきません。ちょっと大きい物をプリントしようとすると12時間とか表示されてびっくりしました。
ABSは剥がれちゃったりすることが多かったので、途中で大丈夫かな?と何回も確認しないと不安になります。そして失敗してると、フィラメントと時間が無駄になっちゃうからとんでもない心のダメージを喰らいます。
私はあまり削ったりと3Dプリント後の処理が必要ない物を作ることが多いこともPLAを使う理由です。PLAはメッチャ硬いので処理が大変です。なのでフィギュアなどのプリントを考えている人はABSなんだと思います。
ABSで大きい物を作る時は特に反っちゃうので注意が必要です。私は土台にスティックのりをメッチャ塗って強制的に反らない様にしましたが、それでも剥がれちゃうこともありましたし、完成した物を剥がす時取れなくて大変でした。
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