柔軟性のある3Dプリンター用の素材「TPU」とゴム素材の「TPR」を比較してみました。共に柔軟性のある素材ですが、プリントした物を比較するとかなりの違いがあります。
一般的に安価で購入できる「TPU」フィラメント
Amazonでも一般的にたくさん販売されている「TPU」フィラメントですが、柔軟性のある樹脂素材なのですが、3Dプリントしたものは結構硬さのある物でした。印象としては柔軟性のないゴムというか樹脂という感じ。触った質感もザラザラとして硬いなーと感じます。
フィラメントの直径が1.75mmなので一般的な3Dプリンターでだいたいプリント可能だと思います。
あまり馴染みのないゴム素材の「TPR」フィラメント
この素材の3Dプリントをしたくてこの3Dプリンターを購入したのですが、この素材でプリントしたものはゴムですね。手触り、質感、硬さ共に一般的に売られているゴムそのものです。
プリントしたものには艶があり、触るとしっとりとした柔らかさが伝わります。
フィラメントの直径が2.85mmと太いため一般的な3Dプリンターではプリントできません。多分 ATOMSTACKの3Dプリンター「Cambrian Pro」でしかプリントできないのではないでしょうか?
メリットとデメリット
TPR素材のメリット
TPR素材のメリット
TPR素材のデメリット
TPR素材のデメリット
TPUとTPRを比較した感想を簡単に喋ってます
まとめ
一番思ったことはTPUには世界中の人が作った3Dデーターがあるので、自分がモデリングしなくても比較的欲しい物が手に入り、3Dプリントする事ができます。
一方TPR素材は、圧倒的に利用者が少ないので3Dデーターを見つけるのは困難です。自分でモデリングしないといけないですし、フィラメントが結構高額なので気軽にテストプリントしたり試せないです。
ゴム素材のプリントができて画期的だと思い購入した「Cambrian Pro」なのですがはっきり言って持て余しています。TPRのゴムの様な素材はすごく魅力的なのですが、何をプリントしていいのかわからない。アイデアが浮かばない(これは個人の問題)のです。
複雑な物を一からモデリングするのもかなり大変だし、探しても3Dデーターが見つからないので、あまりTPR素材ではプリントしていないのが現状です。
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